中古住宅に太陽光が付いてた→卒FIT後にやること【実体験】

太陽光パネルを搭載した住宅 卒FIT・太陽光発電

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中古住宅を買ったら太陽光パネルが付いていた。最初はラッキーと思っていたけど、「卒FITってなに?」「買取期間が終わったらどうすればいい?」という疑問が出てきた方へ。

うちも同じ状況です。2023年の夏に中古住宅を購入し、前オーナーが設置していた太陽光をそのまま引き継いで使っています。そして2026年9月にちょうど買取期間が終わりました。実際に調べて分かったこと・自分でやったことをまとめます。

まず「前オーナーのFIT契約」を確認する

FIT(固定価格買取制度)とは、国が決めた期間中、太陽光で作った電気を決まった価格で電力会社が買い取る制度のことです。

中古住宅購入の場合、FIT契約は前オーナーから引き継がれます。ただし、買取期間の残り年数・現在の買取単価・契約している電力会社は物件によってバラバラです。

うちの場合、パワーコンディショナ(発電した電気を家庭用に変換する機器)が三菱製・発電出力3.9kW・設置は2016年ということが分かりました。前オーナーの設置年から逆算すると、2026年9月が買取期間の満了年月に一致していたので、購入時からいずれこの日が来ることは分かっていた状態です。

確認すべきこと

  • 太陽光パネルの設置年(いつFITが始まったか)
  • 現在の買取単価(円/kWh)
  • 買取期間の終了年月
  • 契約している電力会社名

これらは売電の明細書(電力会社から毎月届く)か、前オーナーから引き継いだ書類で確認できます。分からなければ電力会社に電話して「現在の売電契約の内容を教えてほしい」と聞けば教えてもらえます。うちの場合、買取窓口は電力小売会社ではなく「送配電会社」(関西電力エリアなら関西電力送配電株式会社)が担っており、卒FITの案内も封書でそちらから届きました。この仕組みは別記事で詳しく解説しています。

パネルの状態とメーカー保証も確認する

中古住宅の場合、太陽光パネルが何年使われているかが重要です。

  • パネル本体の保証:メーカーによって10〜25年(設置時から)
  • パワーコンディショナ(発電した電気を家庭用に変換する機器)の寿命:10〜15年

パワーコンディショナが設置から10年以上経っている場合、近いうちに交換が必要になる可能性があります。交換費用の目安は20〜40万円程度です。うちのパワコンもちょうど2026年で設置から10年目に入ったので、まだ不調はないものの、そろそろ点検や見積もりを検討し始めています(詳しくはこちらの記事)。

中古住宅購入時の書類に設置年や保証書が含まれていないか確認してみてください。

卒FITを迎えたらどうするか

買取期間が終わると、売電単価が大幅に下がります。FIT期間中は24〜42円/kWhだったのが、終了後は7〜10円前後になるケースが多いです。

選択肢①:売電先を新電力に切り替える

大手電力会社より高い買取価格を提示している新電力会社に切り替えることで、少し買取単価が上がる場合があります(10〜15円/kWh前後)。手続きはネットや電話で完結します。

うちは実際にENEOSでんきへの切り替えを申し込みました。ここで注意したいのが、売電先の変更手続きは買取満了日の2ヶ月前にならないと受け付けてもらえないという点です。さらに申し込みから買取開始まで約1ヶ月かかるため、動くタイミングを間違えると、旧契約の終了と新契約の開始の間に空白期間ができてしまう可能性があります。買取終了日が分かった時点で、早めにスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

選択肢②:蓄電池を導入して自家消費に切り替える

売電単価が7〜10円でも、電気を自分で使えば30〜40円分の節約になります。蓄電池(導入費用100〜200万円程度)を入れて自家消費を増やす方向にシフトするのが、長期的にはお得なケースが多いです。

ただし、中古住宅の場合はパネルの残り寿命や蓄電池との相性も確認が必要なため、必ず複数の業者に見積もりを依頼してください。うち自身も、蓄電池は元が取れる年数と今後この家に住み続けるかどうかを天秤にかけて検討中です(詳しくはこちらの記事)。

売買契約書・重要事項説明書も確認しておく

中古住宅を購入した際の売買契約書や重要事項説明書に、太陽光パネルに関する記載がある場合があります。設置年・メーカー名・FIT認定年月日などが書かれていることがあるので、まだ手元にある方は一度確認してみてください。

近隣の同時期入居者に聞いてみるのも手

分譲地などで同時期に建てられた住宅が周囲にある場合、近隣の方も同じような太陽光設備を導入している可能性があります。世間話のついでに情報交換できれば、パネルの寿命や卒FIT対応について参考になる話が聞けるかもしれません。

不動産会社に問い合わせる方法もある

購入時に仲介した不動産会社が、前オーナーとのやり取りの記録を保管している場合があります。設置年やメーカーの情報が分からず困っている場合は、購入時にお世話になった不動産会社に問い合わせてみるのも一つの手です。

よくある質問

Q. 前オーナーから太陽光の書類を一切受け取っていない場合は?
A. 電力会社に契約者名義変更の手続きをした際の記録が残っていることが多いので、まずは電力会社(または送配電会社)に問い合わせてみてください。パワコン本体の銘板からも設置年やメーカーが分かります。

Q. 卒FITの案内が来る前に自分から動いていい?
A. 売電先の変更手続きは満了日の2ヶ月前からしか受け付けてもらえないことが多いので、それより前に動いても手続きはできません。ただし情報収集や比較検討は早めに始めておいて損はありません。

まとめ:中古住宅の太陽光、まずやること

  1. 売電明細でFIT終了年月・買取単価を確認する
  2. パワーコンディショナの設置年を確認する(10年超なら要注意)
  3. 卒FITが近ければ売電先の切り替えまたは蓄電池の無料見積もりを依頼する(満了2ヶ月前から手続き可能)

「付いてたからラッキー」で終わらせずに、一度現状を整理しておくと安心です。

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